便秘と下痢を交互に繰り返すのが、過敏性腸症候群の特徴としてみられます。病気の原因として、精神的な問題(会社や学校にいくなどの義務を果たすことがつらくなっているなど)を抱えている場合が多くみられます。症状を抑えることも重要ですが、それらのストレスの原因の解決をはかることが最も大切です。
当院では、過敏性腸症候群の症状を抑えるための専用の薬がありますので、それを処方いたします。また、行動療法(苦手な状況になれていただく訓練や練習のようなもの)を用いて、ストレスを感じる状況自体に慣れていただくことが重要です。
症状が治まり、今までストレスを感じていた状況に対して自信が出るまで薬をしっかりとと続ける事が大切です。症状は直線的に良くならず、良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多いので、それに振り回されて一喜一憂しないことも重要です。